Webサイトの制作途中に
はじめのコンセプトや目的からブレてしまって
完成したものがきちんと整理されていない
サイトになってしまうことがあります。
例えばデザインの段階で
ブランドや企業イメージを伝えるような優しいデザインで進めていたにも関わらず、
実際に提示したところ
・インパクトがない
・カチッとしたい
という様に
急に今までの方向から変わってしまったり、
ターゲットが高齢者向けなので
フォントを大きくしてみやすいサイトにする
という方針で進めていたのに、
・文字が大きすぎる
・もう少しかっこよく
など
デザイン性よりもわかりやすい方針が
デザイン性に変わってしまったり
ということがあります。
こういう経験をしている方は多いと思いますが、
なぜ途中でブレてしまうのでしょうか?
なぜWebサイト制作途中でブレるのか?
理由1: 企画の段階で目的やサイトコンセプトなどがしっかり決まっていない
サイトを作る上で
なんのために作るのか?
どういうお客さんに見てもらいたいのか?
どういうコンセプトで作るのか?
といった様な全ての軸となることが
決まっていない場合、または決まっていても、
きちんと関係者に共有できていない場合は、
制作途中でブレてしまうことが多いです。
いいサイトがあるから真似て作って欲しい
といった上っ面だけで制作すると確実に失敗します。
サイトを制作する目的は、
・顧客を増やしたい
・お店のイメージを伝えたい
など
絶対にありますのでそこはしっかりと
共有していかないとブレてしまいます。
また、企画の段階で
ターゲットやコンセプトが明確でない場合も同じです。
念を押すように
合言葉の様に共有していくことが重要です。
理由2: お互いに完成イメージが湧いていない
理由1にもつながりますが、
サイトが完成して運用していくイメージができていないと制作途中でブレます。
もちろん
クライアント側は素人の場合が多いので、
なかなかイメージできないと思いますが、
少なくとも、制作側はしっかりとイメージができていないと
よくわからないものが出来上がってしまい、
結果的に、しっくりこないと言われてしまうでしょう。
なので、制作側はWebサイトのゴールがしっかりイメージできるまで
企画を詰めていく必要があります。
理由3: 構成やデザインのきちんと理由を説明していない
デザインや、ワイヤーフレームなどで
なんでこの色合いなのか?
なんでこのレイアウトなのか?
特にここに注力して、こういう考えで作っている、
ということをきちんと説明していない場合も
ブレてしまいます。
デザインやレイアウトにはきちんとした理由があります。
理由なく作っているのであれば論外ですが、
理由があってこの配置にしていることを伝えなければ
素人のクライアント場合などは、見た目の感じだけで判断することになるので
FIXできません。
目的を達成するために、
こういうレイアウトした、こういうデザインにした、
ということがしっかりわかれば
目的を達成するためにどうすればいいか
という話し合いができます。
他にも色々と
要素がありますが、
特にこだわりのあるクライアントで、
自社の現在の立ち位置を理解できてない方の際に、
途中でブレてしまうことが多いです。
そういう方には
データなども踏まえて、あくまでも好みではなく、
結果を出すためにWebサイトを制作しているということを
伝えていく作業も必要です。
コンセプトやターゲット、目的を明確にすること
コミュニケーションをしっかりととって意図を伝えること
この二つはWeb制作中にブレてしまわないために
重要なことです。
同じ方向に向かって
デザインの色が気に入らないといったような
生産性のない話ではなく、
こうやったらもっとお客様が喜ぶんじゃないか?
といった、生産的な打ち合わせをしていければ、
結果の出るWebサイトになるのではないでしょうか。
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